岸田文雄首相は2月7日、感染力の強いオミクロン型コロナウイルスによって拡大する新たな感染症の波を食い止めるため、2月後半には1日100万回の3回目接種を目標にワクチン接種推進を加速させると表明した。
政府によると、2月第1週には新規感染者が初めて全国で1日10万人を超えたが、12月初め以降に3回目のワクチンを接種したのは2月7日現在で人口1億2,500万人の5.9% で、約747万人に過ぎない。
岸田首相は国会で、「明確な目標を掲げ、政府一丸となって一日も早く希望する方への接種を進めたい」と述べた。
「感染力の強いオミクロン型への対応にあたって、ワクチンの3回目接種は、発症予防・重症化予防の点から要になる」と述べ、企業や大学での3回目接種を2月中旬から始めると付け加えた。