岸田文雄首相は2月17日、新型コロナウイルス第6波からの出口戦略の一環として、留学生やビジネス目的の人など観光以外の目的で入国する外国人の新規入国を3月から認めると発表した。
岸田首相は記者会見で、「第6波の出口に向かって徐々に歩み始める」と述べた。「次のフェーズへと段階的に準備を進めていくべきである」。
今回の決定は、大学やビジネス界のリーダーからの入国制限緩和を求める声と、入国禁止による経済的・風評的コストへの懸念が高まったことを受けたものだ。
岸田首相はまた、すべての入国者の待機期間を3日間に短縮すると述べた。感染が落ち着いている一部の国からの入国者は、待機が完全に免除される可能性がある。日本への入国を許可する一日の上限は3,500人から5,000人に引き上げられるが、それでも先進7ヵ国(G7)の中で最も厳しい入国制限となる。