3月11日、2011年に東北を襲った地震、津波、原発事故から11周年を迎え、福島原発事故で汚染された地域の避難指示が年内により多くの区域で解除される見通しとなった。
この戦後最悪の天災は、マグニチュード9.0の地震とそれに伴う津波が広範囲に被害をもたらし、福島第一原子力発電所のメルトダウンを引き起こした後、死者1万5,900人、行方不明者2,523人を出した。
被害の大きかった福島、岩手、宮城の3県の住民は、10年以上前に巨大地震がこの地域を襲った午後2時46分黙とうを捧げ、命を落とした人々のために祈った。
国による追悼式が行なわれなくなったため、被災地の自治体が小規模ながら式を開催しており、福島市で行なわれた式典には岸田文雄首相が出席した。