ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は3月23日、日本の国会議員向けにオンライン形式で演説を行ない、自国の原発事故の危機を訴える一方で、ロシアによる侵略に対応した日本をアジアの「リーダー」として称賛した。
「日本はアジアで初めて、平和を取り戻すためにロシアに真の圧力をかけ、対ロシア制裁を支持しました。どうかこれを今後も継続してください」と、軍服姿のゼレンスキー大統領は満員の聴衆に向けてライブ配信で語った。
「ロシアによる侵略の津波を止めるために、(日本は)ロシアとの貿易を禁止し、企業はロシア市場から撤退しなければなりません」。
演説後、参加していた岸田文雄首相は記者団に対し、日本はロシアに対する追加制裁とウクライナへの新たな人道支援を検討すると述べた。
このオンラインでの演説は外国首脳による初のオンライン形式の国会演説で、国会議事堂近くの2つの会場で上映されたほか、インターネットでも配信された。