岸田文雄首相は5月26日、日本は外国人旅行者の受け入れを6月10日から段階的に 開始すると発表した。これは、国が訪日旅行者の入国を約2年間にわたって停止し た後、新型コロナウイルス対策としての国境管理の緩和を続ける中でのことだ。
政 府は感染が拡大する可能性を抑えるため、対象となる観光客の入国を当面、添乗員 同行のパッケージツアーに限定し、すでに認可されている5つの空港に加え、さら に2つの空港で国際線の受け入れを認める予定だ。
「今後も状況を見ながら、段階 的に平時同様の受け入れを目指す」と首相は都内で開かれた国際イベントで述べた。
ツアーは、米国、中国、オーストラリア、韓国を含む、感染のリスクが最も低い 98 ヵ国・地域からなる「青」グループからのみ受け入れることになる。青グループ の国からの入国者は、検査や隔離措置が免除される。このグループは随時見直され る可能性がある。