岸田文雄首相とブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ大統領は5月3日、日本とブラジルは地球温暖化対策としてアマゾンの熱帯雨林保護で協力することを確認した。
ブラジリアで会談した岸田首相とルラ大統領は、法の支配に基づく国際秩序の維持強化に向けた連携でも一致した。ブラジルは今年の主要20ヵ国・地域(G20)会議の議長国だ。
両首脳は共同声明を発表し、領土保全や武力行使禁止など国連憲章の原則と目的を順守する重要性を強調した。
両首脳はまた、中東情勢に対する「深刻な懸念」と、ウクライナへの「大きな懸念」を表明した。
両首脳はパレスチナの国連正式加盟に対する両国の支持を明らかにした。ウクライナ関連では核兵器の使用や威嚇を認めないとし、同国における「公正かつ永続的な平和」の早期実現に向けた外交努力を訴えた。