玉城デニー知事が率いる沖縄の県政与党陣営は、6月16日の県議会議員選挙で過半数の議席を確保することができなかった。
翁長雄志氏が知事に当選した2014年以降、沖縄では米海兵隊普天間飛行場の県内移設計画に反対する勢力が県政と県議会を支配してきた。
現職の玉城知事は移設計画の阻止に引き続き取り組む方針だが、今回の選挙結果は県政運営が難航することを示唆している。
玉城知事は6月17日、那覇市内で記者団に対し、与党陣営が議会で過半数を確保できなかったことを真摯に受け止めていると述べた。
玉城知事は、普天間基地を現在の宜野湾市から県内の名護市の辺野古沿岸部へ移設することへの反対は「揺るぎない」と述べ、「できることを続けていく」と付け加えた。