日本相撲協会は1月17日、大相撲で10回の優勝を果たした横綱・照ノ富士(33、モンゴル出身)が引退すると発表した。
両膝の痛みと慢性的な糖尿病を患う照ノ富士は、昨年6場所のうち15日間出場したのは2場所にとどまっていた。2021年7月に横綱に昇進して以来、21場所で13度休場した。
照ノ富士は現在開催中の初場所で、5日目の16日に休場した。その前日に負けて、2勝2敗となっていた。
「14年間、本当に激しい相撲人生だった」と照ノ富士は17日、都内での記者会見で語った。「今場所では思いどおりの相撲ができなくなった」。
照ノ富士の相撲人生は山あり谷ありで、その不屈の闘志は多くの人を勇気付けた。
照ノ富士は2021年8月に日本国籍を取得した。引退後は親方となる。