財務省は2月10日、2024年末時点で国の債務残高が過去最大の1,320兆円に達したと発表した。
国債、借入金、政府短期証券の合計残高は、昨年9月末から7兆2,000億円増えた。
この増加は主に、昨年末の総合経済政策の財源をまかなうために政府が編成した大規模な補正予算を反映している。財源の半分近くは追加の国債発行でまかなわれた。
このうち、普通国債は5兆6,900億円増の1,070兆円、借入金は2兆3,200億円増の46兆8,800億円、政府短期証券は2兆7,000億円減の97兆2,000億円だった。
政府は4月からの年度予算案で、過去17年間で最低となる28兆6,500億円の新規国債発行を計画している。それでも、債務返済費用は過去最高を更新する見込みだ。