その日は本当に、アントワープ港でコカインが詰まった輸送コンテナに閉じ込められるべき日ではなかった。
7月24日はベルギー史上最も暑い日で、なぜか2人の男がその金属の箱から出られなくなった。
温度が上昇するにつれて、2人は窒息するのではないかと恐れ、警察の緊急電話に必死の電話をかけたとアントワープ検察は述べた。
警察官が巨大な港でそのコンテナを見つけるのに2時間かかった。この港は西ヨーロッパで密輸されたドラッグが入ってくる主な玄関口だ。
銃を抜いて、警察は扉を開け、疲れ果てた2人の男は腰まで服を脱いで、喜んで降伏した。
ソーシャルメディアに投稿された逮捕映像は、港の職員が容疑者たちを冷やすために水を注ぐ様子を映し出している。午後の気温は40℃に近づいていた。
アントワープ検察の声明によると、男たちは24歳と25歳で、「薬物を取り出すために」コンテナの中に侵入したという。
職員らは、そのコンテナに発見された密輸コカインの量を確認していないが、地元のアントワープの新聞『ガゼット』紙は数百キロの可能性があると報じている。