南アフリカの中央銀行は、新型コロナウイルスに汚染されたと言ってお札や硬貨を「回収する」ために家々を訪問している詐欺師に気をつけるよう市民に警告した。
犯人は偽物の身分証明バッチを身につけ、偽物の受領書を被害者に渡し、被害者はその紙切れをどこの銀行でも「清潔な」現金に交換できると言われた。
中央銀行は3月16日に発表した声明で、「紙幣や硬貨を回収もしていなければ、汚染されている可能性のある紙幣や硬貨を手渡すように指示も出していない」と述べた。
「現在、COVID-19ウイルスが紙幣や硬貨の使用を通じて伝染するという証拠はない」とこの声明は伝えている。
シリル・ラマポーザ大統領は学校の休校を発表し、公共の集まりを禁止した。
多くの人々が家で過ごし、食料品を買い溜めしようとスーパーマーケットに駆け込むなか、詐欺師らは不安な市民につけこんだ。
一方、南アフリカ最大の医療機関ネットケアは、新型コロナウイルスのスクリーニング検査をする医師になりすました泥棒が人々の家屋に侵入しようと徘徊していると警告した。