デュッセルドルフ空港でビジネスマンが忘れた25万ユーロ以上相当のシュールレアリズムの絵画が近くのリサイクルごみ箱から回収されたと、12月10日に警察が発表した。
身元は明らかにされていないそのビジネスマンは、11月27日にデュッセルドルフ発テルアビブ行きの飛行機に搭乗した際、フランス人シュールレアリズム画家のイヴ・タンギーさん作の絵画をチェックインカウンターにうっかり置き忘れた。
イスラエルに到着してデュッセルドルフ警察に連絡した頃には、厚紙で覆われていたその28万ユーロ(3,540万円)の絵画作品は姿を消していた。
40×60センチのその絵画についての詳細を記した複数のEメールにもかかわらず、当局はその作品がある場所を特定することができなかったと、警察の広報担当者アンドレ・ハートウィグ氏は述べた。
そのビジネスマンのおいが隣国のベルギーからその空港へ移動して、警察と直接話してようやく、その絵画のありかはその空港の清掃会社が使っている紙類のリサイクルごみ箱だと捜査官が突き止めることができた。
「今回のことは、今年我々が一番うれしかった出来事の1つです」と、ハートウィグ氏は語った。「実に探偵のような仕事でした」。