フロリダ州の小さな町は、大失敗した不動産取引で、誤って給水塔を売却した。
ブルックスビル市の給水塔の下にある自治体の建物を、ある実業家が昨年4月、その建物をジムに改装することを目標に、5万5,000ドル(600万円)で購入した。しかし、『タンパ・ベイ・タイムズ』紙によると、ボビー・リードさんがその新しい事業所の所在地の住所をもらいに役所へ行くと、彼が購入した区画には給水塔の地所全体が含まれていると告げられたという。
この市にとっては幸いなことに、リードさんは給水塔を返却する気があった。役所の記録には、彼が5月に所有権譲渡証書を通じてこの給水塔をブルックスビル市に返還したことが示されている。住民8,500人のこの町はタンパの北80キロのところに位置している。
「今回はどこに落ち度があったのか分かりません」と、市議会議員のブレイク・ベル氏は語った。「私たちは市議会議員で、市の管理者を頼りにしています。彼が資産の査定をしたのだと思います」。
市の管理者であるマーク・カトニー氏は、下手な土地の記述表示方法を使用したことが、今回起こったことの原因だとしている。市の再開発機関の担当ディレクターが、この意図せぬ売却後に辞職した。
「私たちは人間です…ときどき、間違うこともあります」とカトニー氏は話した。