新型コロナウイルスの検査で陽性となったインドネシア人の男性が、顔を覆うニカブを身に着け、偽の身分証明書とPCR検査の陰性の結果を持って、妻に変装して国内線に搭乗した。
だが、変装はすぐにバレた。
警察は、男性が洗面所で服を着替えていることに、7月18日のジャカルタからマルク州北部テルナテ行きのシティリンクの飛行機に乗っていた客室添乗員が気づいたと話した。
「彼は妻の名義の飛行機の搭乗券を買い、妻の名前の身分証明カードとPCR検査結果とワクチン接種カードを持っていた。全ての文書が彼の妻の名義だった」と、男性が着陸時に逮捕された後、テルナテ警察のAditya Laksimada署長は述べた。男性の身元はイニシャルでのみ明かされている。
警察は男性に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を受けさせ、結果は陽性だった。
男性は現在、自宅で自主隔離しているが、警察は捜査は続くと述べた。
インドネシアはアジアで比較的ひどいコロナ感染数の急増の状態にある。7月22日には1,383人が死亡し、1月のピーク時の3倍ほどだった。