ベルギーのコレクターイヴェット・ダルデンヌさんの周りに高く積み上げられた色とりどりのブリキ缶は、かつてチョコレートやタフィー、コーヒー、米、タバコ、ベビーパウダー、靴磨きといったさまざまなものが入っていたものだった。これらは、インドからはるばるやってきたものも含まれる。
この83歳の人は、収集を約30年前に始めて以来、6万個近くのヴィンテージのブリキ缶を世界中から集めてきた。
今では4つの家を占有しているこのコレクションは、青い帽子をかぶった金髪の少女が描かれたイラストの付いたベルギーのチョコレート会社コートドールのチョコレートの箱から始まったと、ダルデンヌさんは自宅の隣りに所有する中世の水車場の中にていねいに並べられたブリキ缶の中に立って、ロイター通信に語った。
その後、これらのブリキ缶はただ彼女のところに集まってきたのだと彼女は言った。
「私はどこにも行っていません。旅をしていたわけではありません。私は今でも、たくさん旅をしたと思われています。(私が容器を集めていると)すぐに知れ渡りました。ときどき、夫が職場に出かけたすぐ後に、誰かがやってきて何か出してくれることもあります」と、ブリュッセルの東約60キロのところにある村グラン・アレに暮らすダルデンヌさんは話した。
彼女のコレクションは、予約して見せてもらうことができる。