9月13日からの週に、ニューヨーク市を通過して移動していた数百羽の鳥が市のガラス製のタワーに衝突して死亡した。多数の犠牲が出たこの事件は、ニューヨーク市の全米オーデュボン協会(環境保護団体)のボランティアによる、鳥の死骸が散乱する世界貿易センターの様子が示されたツイッター投稿によってスポットライトが当てられた。
その週の鳥の死んだ数は特に多かったが、マンハッタンの高層ビルへの鳥の衝突は、ニューヨーク市オーデュボン協会が数年間記録してきた根強い問題だと、この団体の自然保護および科学担当副所長のケイトリン・パーキンズさんは述べた。
9月13日から14日にかけての嵐のような天候が、今回鳥が死んだ一因となったと彼女は語った。
「強い嵐でやや異常な気象となり、たくさんの鳥がいるという、この状況は鳥と窓の衝突につながりうる完璧な組み合わせのようなものです」とパーキンズさんは話した。
新世界貿易センターの高層ビルのまわりの歩道に300羽近くの鳥を発見したことにすいてツイートしたボランティアのメリッサ・ブレイヤーさんは、その経験は「強烈なもの」だったと述べた。
「ビルに着くやいなや、あちこちに鳥がいました…歩道はまさに鳥に覆われていました」とブレイヤーさんは語った。