17年前に嵐の中をカンザスの動物園から逃げ出した2羽のフラミンゴのうちの1羽が、テキサス州の沿岸で目撃されたと野生動物保護職員らが明らかにした。
テキサス州公園野生動物局沿岸課は3月29日、このアフリカン・フラミンゴ―足に付けられたバンドの番号から「No. 492」として知られる―が、テキサスのラバカ港の付近のある環境活動家によってコックス湾のローズ・ポイントで3月10日に撮影された動画で捉えられたとAP通信に語った。職員は、この動画でこの鳥の足のバンドを判読できた。
この鳥ともう1羽のフラミンゴが、2005年6月の嵐の夜に、ウィチタにあるセジウィック郡動物園から逃げ出した。従業員たちはこの鳥たちが飛ぶのを防ぐために羽を切ることをまだしていなかったため、逃げるのが容易になった。
もう1羽のフラミンゴはその後、一度も目撃されていないが、No. 492はウィスコンシン州、ルイジアナ州、テキサス州で数回目撃されており、他の野生のフラミンゴと一緒に見つかることもあった。職員は、この鳥がテキサス州で最後に見られて以来、1年か2年ぶりだと話した。
動物園の職員は、No. 492が目撃されているにもかかわらず、再捕獲する計画を立てたことはなく、他の野生動物を損なうことなく再捕獲する簡単な方法はないと述べている。