アメリカのコネチカット州の放棄された納屋の中で発見されたたくさんの芸術作品は、数百万の価値があることが分かった。
自動車修理工のジャレド・ウィップルさんは2017年に、ウォータータウンの放棄された納屋の近くのごみ置き場に車の部品が描かれた絵があると(廃品回収)業者の友人に言われた。地元のニュース報道によると、ウィップルさんはその泥に覆われた作品を回収し、その後、それらの作品が2016年に96歳で亡くなり、納屋に自分の作品を保存していた抽象表現主義者のフランシス・ハインズさんによる作品だと知ったという。
ハインズさんは、布を建物の周囲に巻いた「ラッピング」作品で有名だ。彼はワシントン・スクエアの凱旋門とポート・オーソリティ・バスターミナルを含め、ニューヨークで10ヵ所以上の建物を包んだと、学芸員で歴史家のピーター・ヘイスティングス・フォークさんはメディアに語った。
ウィップルさんが回収した数百点の作品には、絵画、彫刻、小さなスケッチが含まれていた。ヘイスティングス・フォークさんは、「包まれた」絵は1つにつき約2万2,000ドル(270万円)で、スケッチは約4,500ドル(56万2,000円)で売れる可能性があると見積もった。