世界最長の犬ぞりレース「アイディタロッド」に出場し、3ヵ月前のレースで約240キロを走った後で行方不明になったイヌが無事発見されたとアイディタロッド犬ぞりレース運営委員会は6月4日に発表した。
フランスのマッシャー(犬ぞりの操縦者)のSebastien Dos Santos Borgesさんはレオンと再会し、一緒にフランスに戻ると、運営委員会は声明の中で述べた。
レオンは3月に、ルビーチェックポイントからの「逃走」と運営委員会が言う出来事の後で行方不明になった。5月に、このチェックポイントから190キロ以上南に離れたアラスカ州マグラス市の住民が、レースのディレクターであるMark Nordman氏に、小屋の近くでたびたびレオンを見かけたと報告した。
運営委員会によると、小屋の住民と犬ぞりの操縦者が、レオンを捕まえることを期待して、レオンのために食べ物を置いたという。レオンは6月4日の早くに捕獲され、無事で、活発に動き、「当然ながら痩せているが、見たところ健康そうだ」とアイディタロッドの広報担当者Shannon Markley氏は述べた。
レオンは数日中に獣医の診察を受ける予定で、フランスに飛行機で戻ることが可能になる前に健康証明書が必要だ。