パリオリンピックのメダルの中には、すぐに輝きを失っているものもあるようだ。
フランスの造幣局は1月14日、選手からメダルがすでに劣化しているとの苦情を受け、2024年のパリ・オリンピック・パラリンピックのメダルの一部を交換しているとAP通信に伝えた。ソーシャルメディアに写真を投稿した選手もいた。
パリ造幣局は、返品されたメダルの枚数を明言することは拒否したが、フランスのウェブサイト「ラ・レトル」はその枚数を100枚超とした。AP通信の取材で、フランスのオリンピック委員会も国際オリンピック委員会も枚数は公表しなかった。
フランスの造幣局は、パリ・オリンピック及びパラリンピックの大会に合計5,084枚のメダルを製造している。
「パリ造幣局は、8月に最初の交換の要求を受けて以来、メダルの劣化問題についてたいへん深刻に受け止めており、局内にチームを立ち上げています」とフランスの造幣局は述べた。「それ以降、製造会社は関連するニス塗り工程を改善し、最適化させています。パリ造幣局は2025年第1四半期中に、選手からの要求に応じて劣化したメダル全てを交換します」としている。