ポーランドのクラクフ市にある、本物の火を吐く象徴的なドラゴンの金属製彫刻が1か月間息を止めると、当局が1月29日に発表した。このドラゴンが最近、なぜそれほど多くの燃料をむさぼっているのかを専門家が確認するためだ。
ドラゴンの憤激から安全な状態で、専門家はこの6メートルの彫刻のガスの供給状況を確認し、ドラゴンの燃料代を減らす方法を探ることができると、クラクフ市の道路インフラ課の広報担当者、Krzysztof Wojdowski氏は述べた。
この南部の歴史的な都市(クラクフ市のこと)のヴァヴェル城のすぐそばにあるこのドラゴンの像は、主要な観光名所である。
ブロニスワフ・クロミ氏によって彫刻されたこの彫刻が建造されたのは1960年代後期に遡るが、クラクフ市の歴史において数世紀に渡り受け継がれている伝説に基づいている。
その伝説によると、この都市は血に飢えたドラゴンに苦しめられていた。そのドラゴンは市民のウシを食べ、時には若い女性さえも食い物にしていたのだ。ある機転の利く若い靴職人が、この獣(ドラゴンのこと)に、体内が焼けるような感覚をもたらす、羊皮に硫黄が詰まったもの食べさせた。すると、ドラゴンは近くのヴィスワ川から大量の水を飲み、破裂してしまったのだという。