スノーモービル事故でまひ状態になってから5年後、アメリカのある男性は、電気装置の移植によって補助され、再び歩けるようになった。これは脊髄損傷患者にとって飛躍的な前進となりうる。
ミネソタ州メイヨー・クリニックの医師チームは、男性は前輪駆動式の歩行器を使用しながら、体重を移動して平衡維持する脳内からの指令を発して、合計で102メートルというサッカー場のピッチの長さほどの距離を歩くことができたと語った。これらはすべて、下半身まひの患者には不可能と考えられていた。
9月24日に『ネイチャー・メディスン』誌で結果が発表されたこの研究で、医師たちは2016年に小さな電子装置を男性の脊髄に埋め込んだ。