アルツハイマー病は、ホルモン抑制治療を受けている高齢の前立腺がん患者にとってリスクになるかもしれないことが、アメリカ政府からの資金援助を受けた大規模な分析で分かった。
これまでの証拠では、その治療が認知機能の低下に関連するかどうかについて矛盾があった。
しかし、専門家は、今回の新しい研究結果は、権威のある国立がんデータベースからのもので、調査対象となった男性患者らは長期—平均8年—追跡調査を受けているため、突出していると述べている。
15万4,000人以上の高齢患者のうち、ホルモン抑制治療を受けた人の13%がアルツハイマー病を発症し、これに対して、他の治療法を受けたか、もしくは何も治療を受けないことを選択した人ではアルツハイマー病の発症率が9%だったとこの研究は明らかにしている。