グリーンランドと南極は1990年代の6倍の氷を流しており、現在4億人が暮らす地域で2100年までに毎年洪水を起こす可能性があるほどの海水面の上昇を引き起こしていると、科学者は警告した。89人の研究者によるこれまででもっとも包括的な調査によると、この惑星の端にある陸塊の表面を覆っている厚さ数キロの氷床は、1992年から2017年まで6兆4,000億トンの氷を落としており、世界の水位標を2センチ近く増加させているという。
昨年の北極圏の熱波は、2011年に記録された北極の氷床の喪失5,520億トンを上回る可能性があると、科学者は3月11日に『ネイチャー』誌に掲載された2つの論文で報告した。