ロシアの宇宙機関「ロスコスモス」は4月7日、アメリカのドナルド・トランプ大統領が4月6日に、宇宙における資源の商業開発に関するアメリカの政策を概略する大統領令に署名したことで、他の惑星を占領する基盤を作っているとして、トランプ大統領を批判した。
この大統領令では、アメリカは「公的および私的な宇宙資源の回収と利用のための安全で持続可能な運営」に関わる権利があり、「宇宙空間は法的に、また物理的に、独特な人間活動の領域であり、アメリカ合衆国はそれを公共領域としては捉えていない」とされている。
ロスコスモスは、この大統領令により、アメリカは宇宙空間が全人類に属するものだという見解と相いれない状態となり、宇宙での国際協力の領域にダメージを与えていると述べた。