天文学者は、星の産科病棟と見られるものをのぞき込み、新たに形成される星を囲む濃密なガスとチリの巨大な円盤の中に惑星が誕生する様子を初めて観測した。
この大きな若い惑星は、太陽の約2.4倍の質量があり、地球から約520光年の距離にある「ぎょしゃ座AB星」と呼ばれる恒星の周りで形成されていると、研究者は5月20日に述べた。
4,000以上の惑星が、われわれの太陽系の外にある恒星の周りを周回しているのが発見されている。科学者は、新しい恒星を取り囲むこうした円盤の中で冷たいガスとチリが固まってどのようにこれらの星が誕生するのか、さらに知りたいと考えている。