科学者は、ブルガリアの洞窟で発見された骨の破片と1本の歯は、ヨーロッパ大陸にホモ・サピエンス—現生人類—が存在していたことを示す、証明されている中で最古のものであることを明らかにしたと述べた。
この発見物は「ホモサピエンスが初めて中東からヨーロッパに到着し、ネアンデルタール人の共に暮らしていた、5,000年から1万年続いた時代」までさかのぼると、ブルガリア科学アカデミー考古学研究所のニコライ・シラコフ教授は5月12日に語った。
『ネイチャー』誌と『ネイチャー・エコロジー&エボリューション』誌に掲載されたこの発見物に関する研究は、ホモサピエンスが約4万5,000年ほど前にこの地域に存在していたことを示している。