わずか50年の間に、ほとんどはエアコンを買う余裕のない20億から35億人が、歴史的に対処できないほど暑過ぎる気候の中で暮らすことになると、新しい研究は述べている。
この研究論文の共同著者でオランダのワーへニンゲン大学の生態学者マーテン・シェファー氏によると、人間の活動に起因する気候変動で世界の年間平均気温が1℃上がるごとに、およそ1億人が明けても暮れても冷房技術なしでは居住不可能なほど暑い地域に暮らすことになるという。
『米科学アカデミー紀要』に掲載されたこの研究論文は、極度に暑い地域に約35億人が住むことになるだろうと予測している。