最近インターネット上で発表された論文によると、日本の研究チームは、ヒトの細胞から気管支—肺へ空気を送り込む通路—のミニチュア版を作成することに成功し、新型コロナウイルスの研究と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬の開発に役立つ可能性があるという。
京都大学iPS細胞研究所とその他の組織の研究者たちは、商用で入手可能な凍結保存されたヒトの気管支の上皮細胞から試験管内で直径0.2ミリの気管支を作成した。
この小さな臓器は、抗ウイルス薬の有効性を評価する試験で、単体の細胞よりもよいモデルとして役立つだろうと期待されている。