遺跡発掘現場付近のごみ捨て場でこれを発見した研究者によると、約1万3500年前に中国で焼けた骨から掘り出されたミニチュアの鳥は、東アジアでこれまでに知られる最古の像だという。
丁寧につくられ、台に乗った鳴き鳥の表現—アーモンドの実よりも小さい—は、河南省中北部の霊井鎮(Lingjing)において、焼かれた動物の遺跡や陶磁器の破片の中から発見された。この場所は、中国の初期の文明のいくつかが生まれた場所だと考えられている。
この小像は、「東アジアで知られている中で最も古い彫刻だ」と、6月10日に『PLOS One』誌で発表された研究の共同執筆者である、ボルドー大学のフランチェスコ・デリコ氏は述べた。