メキシコの洞窟で発見された石器は、ほとんどの科学者が受け入れていたものよりずっと早い約2万6,500年前にはもう北米に人が居住していたことを示唆したと、7月22日に『ネイチャー』誌に発表された新しい研究論文は明らかにした。
サカテカス自治大学のチプリアン・アルデレアン氏ほかは、2万6,500年前もの昔にさかのぼる石器と道具作りから出た破片を発見したと述べた。人工物のなかには3万年以上前のものだという兆候があるものもあるが、今のところ、その証拠は断言できるほど強いものではないと、アルデレアン氏は述べた。
アルデレアン氏は、人々はおそらく、洞窟を冬の住処として短い間使っていたのではないかと考えていると語った。