科学者らは半世紀の間、ソマリハネジネズミが地球上から消滅してしまったと恐れていた。
しかし、象の鼻に似た探るような鼻のあるこの小さなほ乳類は、「アフリカの角」と呼ばれる地域の乾燥した岩場で静かに生きていたと、科学者らは8月18日に明らかにした。
この見つけにくい、昆虫を食べる生き物はセンギ―ツチブタ、ゾウ、マナティーなどの遠い親戚にあたる―とも呼ばれ、大きさはネズミくらいで、時速約30キロの速さで走ることができる力強い脚を持つ。
彼らの発見は、ソマリハネジネズミが「今も現存し」、ソマリアの国境のはるか彼方で生きていることを証明したと、研究者らは『PeerJ』誌で発表された研究論文の中で述べた。