8月20日に発表された研究で、グリーンランドの氷床は昨年、過去最高の量が失われたとされ、この発見は、科学者が気候変動の影響を評価する際に最悪のシナリオを再度見直すよう促す可能性がある。
昨年、温かい空気が緯度の低いところから北へ流れ、この凍った島(グリーンランドのこと)は過去最高量の氷の塊を消失したと、ドイツのアルフレート・ウェゲナー研究所の地球科学者で氷河学者のIngo Sasgen氏は述べた。その失われた532ギガトンの氷は2012年に記録された以前の最高記録よりも15%多かった。
グリーンランドの氷の融解は、この古代の氷床がもし全て溶けてしまえば、海水面を少なくとも6メートル上昇させるのに十分な水を保持していることから、特に懸念されている。