糖尿病や心臓病といった慢性疾患による死亡に十分な対処ができたのは6つの高所得国のみだったと、世界的な調査報告書が9月4日に発表した。
概して予防でき、治療可能な非伝染性の病気で早くに死亡してしまうことを防ぐ世界的な取り組みの実績評価で、世界保健機関(WHO)を含むグループによるこの調査報告書は、多くの国々が(目標に)達していないことを明らかにした。
高所得国のうち、女性と男性両方の死亡率を2030年までに3分の1減らすという目標達成に順調に向かっているのは、デンマーク、ルクセンブルク、ニュージーランド、ノルウェー、シンガポール、韓国だけだったと、医学誌『ランセット』に掲載されたこの調査は伝えている。