大都市での2つの感染流行の波における新型コロナウイルスの構造を分析した初の研究で、最近のサンプルからはさらに感染力の強い菌株が多かったことが分かったと、ヒューストン・メソジスト病院の研究者たちが9月23日に発表した。彼らは、パンデミックの初期段階に回収されたウイルスと、今進行中のもっと最近の流行で回収されたウイルスから5,000件以上のゲノムを調査した。
この研究では、第2波の菌株のほぼ全てでD614Gとして知られる変異が見られたことが分かり、この変異ではウイルスの「トゲ」の数が増えていることが示されている。
ウイルスのトゲは、細胞に結合して感染できるようにするもので、変異したウイルスの細胞への感染力を高めている。