友情のこととなると、人々は年を取るにつれてもっとえり好みするようになることが知られている。
10月22日に『サイエンス』に掲載された研究によると、それはオスのチンパンジーにも同じように当てはまり、年を取るにつれて一緒に遊ぶ友達が少なくはなるがもっと本物になっていくことが分かったという。
ミシガン大学の動物心理学者のアレクサンドラ・ロサティ氏がリードしたこの研究は、年齢に関連して交際関係が選択的になっていくことを動物が示した初の証拠を提供するものだと言われている。
人は年を重ねるにつれて、命に限りがあるという感覚が近づいてくるため、新しい友人を探すよりも、最も古くからの最も重要な友人に集中するようになることはすでに理論化されている。