オーストラリアの科学者は11月23日、カモノハシを絶滅の恐れがある動物としてリストに入れるよう求めた。ある報告書で、この半水生生物(カモノハシのこと)の生息域が過去30年間で5分の1以上減少してきたことが示されていた。
気候変動と農地やダム建設のために土地が切り開かれていることによって引き起こされた深刻な干ばつが原因だと、政府の科学パネルに提言をしたニュー・サウス・ウェールズ大学(UNSW)の研究者は述べた。
オーストラリア固有のこの動物は、水の外では生きることができず、オーストラリア大陸で乾燥がさらに進み、人々が川から水を引く量が増えるにつれて、永久的な沼地がさらに縮小する可能性がある。