日本の2019年度の温室効果ガス排出量は6年連続で減少し、比較可能なデータがある1990年度以降、最低レベルに達したと環境省が12月8日に発表した。これは一部には、アメリカと中国の貿易摩擦の影響が要因だという。
暫定データによると、2020年3月までの年度に排出された二酸化炭素は12億1,300万トンに相当し、前年から2.7%減少して、2018年度に記録された過去最低記録を更新したという。
環境省ではこの減少理由を、アメリカと中国の貿易戦争の影響を受けてスチールなどの産業で生産が減ったことと、再生可能エネルギーの拡大によるものとみなした。