昨年のオーストラリアの山火事で6万頭以上のコアラが死亡または負傷もしくはすみかを追われたと、世界自然保護基金(WWF)は推定し、この推定値はすでに困難な状態にあるこの種にとってとても心配な数だとした。
オーストラリアのスコット・モリソン首相がオーストラリアの「黒い夏」と呼んだ昨年の山火事では、国内で33人が死亡し、2,400万ヘクタール以上が破壊された。
この世界的な野生生物の基金(WWFのこと)の研究によると、30億頭近くの原生動物が山火事の通り道にいただろうという。
山火事以前でさえも、農地利用や都市開発、採鉱、林業などのための開拓のせいで、コアラの生息地は急速に減少していた。