ロシアの科学者たちは、シベリアの内陸地を1万2,000年以上前に歩き回っていたと思われるケブカサイの保存状態の良い化石をじっくり調べている。化石はヤクーツク地方のダイアモンド採鉱地域で発見された。
ロシアの広大なシベリア地域からは、類似する発見物が気候変動でより頻繁に見つかるようになっている。気候変動で、北極の温度は世界の他の地域よりも速いペースで上昇しており、永久凍土で長い間閉じ込められてきた土が解凍された地域もある。
科学者のValery Plotnikov氏によると、このサイは8月に川で見つかり、四肢は完全に残っていて、臓器のいくつかと、牙―こうした発見では珍しい―もあり、しかも毛まで残っているという。