飼育下で育てられた絶滅の危機にあるカメがカンボジアで初めて産卵したと、自然保護活動家が3月初めに発表した。この王国(カンボジアのこと)での動物保護では大きな躍進となる。
この動物は5匹のロイヤル・タートルの一部で、70個以上の卵を産んだ。このカメはかつて、カンボジアで絶滅したと恐れられていた。
カンボジアは、絶滅危惧種のカメが複数生息している。これらのカメの個体数は、ベトナムや中国で珍味や伝統医薬品に使用する目的で需要があるために減少してきた。
正式には「サザン・リバー・テラピン」として分類されるロイヤル・タートルは、狩猟や、産卵する岸辺を破壊する川砂の浚渫(しゅんせつ)で絶滅の危機にひんした。