3月16日に発表された新しい研究によると、落雷は生命の誕生を支えるのに十分な量のリンを原始の地球に供給した可能性があるという。
リンはわれわれも知っている通り、重要な生命の構成要素で、基本的な細胞構造や、DNAとRNAの二重らせん構造を形成している。
「初期の地球に当たった落雷は、かなりの量の還元リンを提供した可能性がある」と、この研究論文の筆頭著者で、イエール大学地球惑星科学学部のベンジャミン・ヘス氏は述べた。ヘス氏と彼の同僚たちは、落雷が年間110キロから1万1,000キロのリンを生成した可能性があると推定した。