日本の研究者たちは、高いレベルの宇宙放射線に6年近くさらされたマウスの精子が、多くの健康な普通の「宇宙のマウスの子」を生み出すことを発見した。
この研究は6月11日に『サイエンス・アドバンシス』誌に掲載された。
精子は国際宇宙ステーション(ISS)に冷凍された状態で貯蔵された。地球に持ち帰られて水で戻されると、遺伝子の異常のない168匹の子が誕生するという結果になった。
筆頭共著者の若山照彦教授は、宇宙の精子で受精させたマウスと、地球に閉じ込められたままの精子で受精させたマウスの間にはほとんど違いがなかったと述べた。「マウスの子は全て標準的な見た目だった」と若山教授は述べた。