イスラエルは7月5日、感染と発症の予防においてファイザー/ビオンテック製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンの有効性の減少を報告したが、重症化を防ぐ上では高い有効性を保っていると述べた。有効性の減少は、デルタ株の感染拡大と、イスラエルにおける対人距離確保のための規制が終わったことと同時に起きた。
感染と発症の両方を防ぐワクチンの有効性は6月6日以降、64%に低下したと保健省は明らかにした。同時に、ワクチンは新型コロナウイルスによる入院と重症化を防ぐ上では93%の有効性となっている。
イスラエルの人口の約6割が少なくとも1回はファイザー製のワクチンの接種を受けている。