世界の畜産・酪農大手20社は、ドイツやイギリスの経済活動で排出されるよりも多くの温室効果ガスの排出の要因になっていると、ある報告書が9月7日に発表した。
「ミート・アトラス」は、研究財団「ハインリッヒ・ベル財団」と「地球の友ヨーロッパ」が、食肉の生産と消費に関する公的な科学データをまとめている年刊誌だ。
これは、大手畜産・酪農企業からの排出量を、二酸化炭素換算で大量の9億3,200万トンと算出している。
同じ測定基準を用いると、ドイツの合計排出量は9億トン余りで、フランスとイギリスはそれぞれその半分程度の排出量となる。