シンガポールの南洋理工大学の科学者たちは、廃棄されたドリアンの殻を抗菌性のゲル包帯に変えることで食品廃棄物に対処している。
この作業では、この果物の殻をスライスしてフリーズドライした後、セルロースパウダーを抽出し、グリセロールと混合する。この混合物は柔らかいハイドロゲルになり、それから包帯にカットされる。
従来の包帯と比べて、有機物によるハイドロゲル包帯は傷の付近を冷たく湿った状態に保つことができ、治癒を速めるのに役立ちうる。
研究者たちは、廃棄された素材とイースト菌を抗菌性の包帯に活用することは、従来の包帯に活用するよりも費用対効果が高いと述べている。