ビールとチーズの相性がいいことはよく知られている―だが、新しい研究は、ヨーロッパにおいてそのルーツがどれだけ深いかを明らかにした。ヨーロッパでは、オーストリアの岩塩坑で働いていた労働者はその両方を最古で2,700年前にがつがつたべていた。
科学者は、オーストリアのアルプスにあるハルシュタット岩塩坑の中心部で発見された人間の排泄物の試料を分析することでこの発見をした。その研究結果は、10月13日に『カレント・バイオロジー』誌に掲載された。
この研究論文の筆頭著者で、イタリア・ボルツァーノにあるユーラック研究所の微生物学者フランク・マイクスナーさんは、2,000年以上前の岩塩坑労働者たちが「意図的に発酵を活用」するほど進んでいたことを知って驚いたと語った。