2021年の最も被害が深刻だった10の気象災害は、1,700億ドル(19兆6,000億円)以上の損失を引き起こし、2020年よりも200億ドル(2兆3,000億円)多かったと、イギリスの支援団体が12月27日に発表した。
毎年、イギリスの慈善団体クリスチャン・エイドは、洪水や火災、熱波といった気象災害の損失額を保険金請求に基づいて算出し、その結果を報告している。2020年に同団体では、世界で最も被害が深刻だった気象災害は1,500億ドル(17兆3,000億円)の損失を出し、2021年の合計は13%増となったことが分かった。
クリスチャン・エイドは、損失額の増加は気候変動の影響を反映していると述べ、最も被害が深刻だった10の気象災害により少なくとも1,075人が死亡し、130万人が家を失ったとも付け加えた。