世界で最もパワフルな宇宙望遠鏡が12月25日、技術的障害によってやや遅れが生じた後、軌道に打ち上げられ、地球から150万キロ離れた拠点に向かった。
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は約30年間、数十億ドルをかけて製作され、フランス領ギアナにあるギアナ宇宙センターからアリアン5ロケットに乗って地球を飛び立った。
アメリカ航空宇宙局(NASA)の元長官にちなんで名付けられたウェッブ宇宙望遠鏡は、伝説的なハッブル宇宙望遠鏡の足跡をたどる―しかし、約140億年前の宇宙の誕生にさらに近づくと宇宙がどのようであったかを人類に示すことを目的としている。この遠く離れた目的地に到達するには1ヵ月かかると予想される。