イランに現在生息するアジアチーターがわずか12頭となったと、環境庁の副長官が1月9日に発表し、この絶滅危惧種の状況を「極めて重篤」だと述べた。
「われわれが行ってきた保護と繁殖のための措置や道路標識の設置などは、この種を守るために十分ではなかった」とハッサン・アクバリ副長官はタスニム通信に語った。
「2010年には100頭いたのに対し、現在、オスが9頭、メスが3頭しかいなくなった。状況は極めて重篤だ」と彼は付け加えた。
環境庁は、この動物(アジアチーターのこと)は、特に彼らの生き残りが住んでいる国内中央部の砂漠で、干ばつと狩猟者や自動車事故の犠牲になったと発表した。